日本家族看護学会第29回学術集会

ご挨拶(第2報)

第29回学術集会 学術集会長 濵田裕子

日本家族看護学会 第29回学術集会

学術集会長 濵田 裕子

第一薬科大学看護学部 教授/
NPO法人福岡子どもホスピスプロジェクト代表理事

日本家族看護学会第29回学術集会2022年9月10日(土)、11日(日)開催にあたり、あらためまして、ご挨拶を申し上げます。2021年3月より企画委員会を立上げ、準備を進めて参りました。幾度となく繰り返されるCOVID-19の波を気にしながら、3年目に入り、ワクチン接種も進み、現地開催を謳い、企業や財団等からの協賛も頂き、準備を進めています。

しかしながら、今月に入り感染状況は予断を許さず、第7波となり、演題登録をして頂いた方、ご参加を検討して下さっている方には、大変ご心配をおかけしております。

開催形態については、事務局、企画委員会で検討を重ね、理事会にもご相談し、福岡国際会議場での現地開催に加え、部分ハイブリッドとし、メイン会場(指定講演やシンポジウム、市民公開講座)のみ、当日ライブ配信をし、プログラム全体は後日オンデマンド配信を致します(ただし一部オンデマンド配信できないものもございます)。

現地に来られない演者の方には、一般演題は事前に録画データを提出して頂き、現地で流させて頂き、示説は事前に郵送して頂くことで対応致します。また交流集会や委員会企画では、企画者の一部の方が現地にいらして、一部の方が来られない場合は、企画者にzoom等のホストになって頂き会場のモニターに繋いで、進行して頂けるように検討しています。詳細につきましては、運営事務局(JCD)まで、お問いあわせ頂けますようにお願い申し上げます。また、演題(交流集会・委員会企画は許諾頂いた演題)は、後日オンデマンド配信をさせて頂きますので、現地参加の如何に関わらず、事前データの提出を改めて運営事務局よりご依頼させて頂きます。大変お手数をおかけしますが、心づもりをしておいて頂けますと幸いに存じます。

最後になりましたが、本学術集会“家族のもの語りを紡ぐ”は、今、このような時代だからこそ、あらためて、“家族”について考えるひとときになればと多様なプログラムを準備しています。指定講演やシンポジウム等の詳細は、HPの「プログラム」をどうぞご参照下さい。ランチョンセミナーや交流集会等についても、随時サイトを更新して参ります。ポスター会場は「@aroma」さんが、香りの空間デザインをして下さいますので、心地よい香りに包まれて、自由な討論ができることを期待しています。

また、本年4月に日本家族看護学会が一般社団法人化されたことを記念し、「法人化記念・第29回学術集会交流会」を9月10日(夕方)に開催します。特別ゲストとして、福岡在住の現役医師による音楽ユニット「インスハート」さんが出演予定です。学会参加者ならどなたでも参加頂けます。

現地に来て頂くことが許されるようでしたら、どうぞご来福いただけますと幸いです。福岡にお越し頂くことが難しい場合は、学会当日のライブ配信、その後のオンデマンド配信で、ご参加頂けますと嬉しく存じます。それぞれの現場でご苦労の多い状況かと存じますが、どうぞ、お大事にお過ごしくださいませ。

2022年7月28日

ご挨拶(第一報)

日本家族看護学会第29回学術集会を2022年9月10日(土)、11日(日)に、福岡国際会議場で開催させていただくことになりました。このような機会をいただき、上別府理事長はじめ、理事の皆さま、本学術集会の開催にご賛同いただいた評議員、会員の皆さまに心より感謝申し上げます。

家族看護学会は、国際家族年であった平成6年10月1日にわが国での家族看護学の確立を目的に発足しました。背景には、少子高齢化が加速する我が国において、健康問題に直面する小児~高齢者に亘る患者を抱える家族のケア機能の弱まり、一方で医療の進歩や高度化と相まって、患者とともに悩む家族を理解し、困難な状況を改善する適切な支援へのニーズの増大がありました。本学会は、既に確立されている看護各専門領域および広範な学問領域と連携しながら、健康障害をもつ人々とその家族への支援の向上を目的に、研究・実践活動を積み重ね、会員数は1600名を超えて活動しています。

この2年間はCOVID-19の感染拡大によって社会全体が大きく変化し、家族のありようにも影響を及ぼしました。本学術集会のテーマは「家族のもの語りを紡ぐ~現場発信の家族看護~」といたしました。それぞれの“家族のもの語り”を理解していくことから、「家族看護」は始まります。家族員の誰かに健康障がいがあったり、家族の機能が弱くなっているときに、「家族看護」が伴走することで、家族は独自の“家族のもの語り”を歩んでいくことができると考えます。

特別講演には「あいまいな喪失と家族支援」と題して石井家族療法研究室の石井千賀子先生に、「家族の“はじまり”を支える~NICUの現場から~」と題してドラマ“コウノドリ”の監修医で、神奈川県立こども医療センターの豊島勝昭先生にお願いしました。教育講演は、「ビジュアル・ナラティヴと支援」と題して“もの語り心理学研究所長”のやまだようこ先生に、「家族看護実践力を高める~家族看護エンパワーメントモデルの活用~」と題して、高知県立大学の中野綾美先生にそれぞれお願いしました。市民公開講座は、“はなちゃんのみそ汁”の著者でもある安武信吾さんにお話しいただけることになりました。シンポジウムは「家族看護の現場からの発信~実践と課題~」と題して、成人看護/精神看護/ホームホスピス/小児在宅現場で家族看護を実践されている4名の方にお願いしました。もう一つは「家族の語りから学ぶ」と題して、高齢者の配偶者の立場から/ALSの母親を看取った娘の立場から/小児を見送った母親の立場から、3名のご家族の体験を伺う企画としました。

第29回は、初めての九州地区での開催となります。COVID-19の感染が落ち着くことを願って、現地、福岡での開催を予定し、企画委員一同、鋭意準備を進めております。
多くの皆さまのご参加を心より、お待ちしています。

2021年 神無月

先頭に戻る